講師紹介

nickname   fuu-chan
birthday 1961.盛夏 大阪生まれの名古屋育ち
Hobby   日本画/盆踊り/ダイビング(長らく干上がってますが)
Likes   猫/ドアラ/歌舞伎/たこ焼/紅茶/シフォンケーキ/マンガ
License きものカルチャー研究所;きものコンサルタント/着付師1級
      (財)民族衣裳文化普及協会;きもの上級講師
      宅地建物取引主任者/第一種衛生管理者/
      実用マナー検定準1級/きもの文化検定2級



HPを訪れていただきありがとうございます。着付け教室をお探しでしょうか。
着付講師としての自己紹介…たいそうな経歴はありません。普通の主婦です(^^;
ごく平凡に「自分で着物をきちんと着られたらいいな」から始まりそれを継続すべく
活動しております。
着物は特別な日の装い、何かしら遠い存在、そして自分で着るのは苦手、という方が
多いのですが、日本の民族衣装なのに日本人にそれができないって、改めて考えて
みると不思議です。
古代の装束は特別な技術が必要でそれとは別ですが、普段の和服はんの少し昔
私の親、祖父母の時代には日常のなかで着ていたのですから。

着物との関わり、私の場合をお話します。
花嫁修業(死語?)として某文化センターの着付け教室に通ったことがあります。
しかし情けない事に、私は落ちこぼれの劣等生でした。
生徒数がとても多く、先生の声が聞き取れない、理解できないまま講義が進みます。
お裁縫が苦手な私、簡易帯を作ることとなり、呆然。これも理解できずに手付かず。
結局、何も身に付かないまま早々に辞めてしまいました。
まだ20代はじめの頃です、必要な時は着せてもらえばいいや…なんて考えでした。

そして30代
必要に迫られず着られる事のない着物は、たんすの奥にしまわれたまま‥‥
しかし、年を経るごとに何やら和服好きな伯母の色々な着物が気になり始め…
大げさでない着物くらいは自分でサクっと着られたらいいなぁ、という思いで
着付け教室を探すのですが…なかなか思うような教室が見つかりません。
20代の頃の失敗はしたくありませんから、慎重になります。
学費もばかになりません・・・。きちんと目標を定めないと先が見えませんし
不要な道具や高価な着物など、購入を強く勧められるのも困りものです。

40代目前になり
現実的に身内の結婚式に黒留袖を着るかもしれない?という機会が訪れました。
そこで、今度こそは着付けをしっかり身に付けよう、と本気で教室を探しに探して
意を決して門を叩いた先生のお宅で学んだ経験は、大きく私に影響しました。
自分が着られるようになると、今度は人にも着せられるようになりたい、
将来娘の成人式などの折に振袖を着せてあげられるように、と学ぶうちに
相手に合った指導を親身になって行なう暖かな小さな教室、私にも出来ないかな…
欲張りな夢と憧れになり…

幸いなことに、私には着付け師さんとの素晴らしい思い出があるのです。
成人式の振袖、間もなくの短大卒業式の袴、と続けざまに着付けをして頂いた先生から、
そのご縁が元で、結婚式場のブライダルフェアのモデルにお声が掛りました。
振袖も袴も、全く着慣れていない私でも苦しくなく、着崩れもせず、快適に過ごした思い出。
その先生の手によって、フェア当日は、白無垢そして大振袖への早替えが行われました。
それはもうマジックのように、あっというまの出来事で、ただただ感嘆するのみ。
20代の「着物を着た日」についてはそうした楽しく嬉しい思い出ばかりです。
但し、他人事のように、最近まで殆ど思い出す事はなかったです。
思えばその経験は、密かに影響していたのかもしれません。
魔法のような手を持った先生のおかげで、私は着物嫌いになる事なく、この道へ導かれました。
花嫁衣装を手がける事はありませんけれど、成人式や卒業式に、心地よく、安心して、
1日を過ごしてもらえるように、いつの着付けも心掛けております。

とにかく着物を着られるように・着せられるように・人様にそれらをお伝えできるように
なったものの、「着付け道」に彷徨いこんでしまったらしく、その奥の深さに終着点が
見出せなくなってしまいました。

現在は、といいますと、娘が関東へ住まう事になった機会に、これまで雲の上の憧れの
方であった笹島寿美先生の元へ、直々に教えを乞いに不定期ではありますが
通う日々となりました。

自らの教室を開講して16年、形態をかえつつ今日に至ります。
現在は、着付けの資格をお渡しする事は出来かねますが、最高と思われる方法を、
出し惜しみすることなく、全力を以て着付け技術を伝授させて頂いております。

講師だなどと、偉そうなことは言えない、未だ修行中の身ではあります。
着物の素晴らしさ・楽しさを多くの方に伝えていけたら、と考えております。
共に学んで行ける新しい出会い、ご縁を楽しみにしております。

たんすに眠っているお着物、ありませんか?ぜひ袖を通してあげて下さい。
いつもとは違う、新しい自分を発見するかもしれませんよ。(^^)/

            

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